この記事はこんな人におすすめ!
- Map(配列)の基本的な使い方が知りたい
- Mapの宣言・初期化の仕方が知りたい
- Mapに要素を追加、異なる配列と結合する方法が知りたい
「Flutter/Dart言語のMapって何?」
今回はDart言語における「Map」の使い方について分かりやすく解説していきます。
目次
Map(配列)とは?
ポイント
- Mapとは配列の一種で一連した複数のデータを格納できる
- キーと値を紐づけて配列に格納できる
Mapとは配列の一種でキーと値を紐づけて複数のデータを格納できます。
初期化・要素の取得
MapではMap<キーの型, 値の型>
のように宣言します。
また{}
の中にキー: 値
のようにキーと値をセットで格納します。
//書き方
Map<キーの型, 値の型> 変数名 = {
キー1: 値1,
キー2: 値2,
キー3: 値3,
};
//要素の取得
変数名[キー];
//使用例
void main() {
Map<String, String> fruit = {
'a': 'apple',
'b': 'banana',
'c': 'cherry',
};
print(fruit['a']);
}
//出力結果
//apple
追加・結合
Mapに要素を追加・結合する主なメソッドは次の通りです。
メソッド | 意味 |
---|---|
addAll() | 異なる配列を追加する |
addAll()
addAll()
で配列の最後に異なる配列を追加(結合)できます。
同じ要素が既に存在(重複する場合)は追加されません。
//書き方
Map.addAll(配列);
//使用例
void main() {
Map<int, String> name = {
1: '田中',
2: '佐藤',
3: '山田',
};
Map<int, String> name2 = {
4: '佐々木',
5: '前田',
};
name.addAll(name2);
print(name);
}
//出力結果
//{1: 田中, 2: 佐藤, 3: 山田, 4: 佐々木, 5: 前田}
削除
Mapから要素を削除する主なメソッドは次の通りです。
メソッド | 意味 |
---|---|
remove() | 配列からキーを検索して削除 |
clear() | 配列を空にする |
remove()
remove()
で配列から指定した要素を検索して削除できます。
//書き方
Map.remove(キー);
//使用例
void main() {
Map<int, String> name = {
1: '田中',
2: '佐藤',
3: '山田',
};
name.remove(2);
print(name);
}
//出力結果
//{1: 田中, 3: 山田}
clear()
clear()
で配列を空にできます。
//書き方
Map.clear();
//使用例
void main() {
Map<int, String> name = {
1: '田中',
2: '佐藤',
3: '山田',
};
name.clear();
print(name);
}
//出力結果
//{}
まとめ
今回はDart言語における「Map」の基本的な使い方について解説しました!
Flutterの配列にはSet以外にも「List」、「Set」などがあります。ぜひ一緒に学習してみてください。