「スライド式のサイドメニューを実装したい」
こんな時に便利なのが Drawer ウィジェットです。
Drawerを使用することでスライド式のサイドメニューを実装できます。DrawerとListViewを組み合わせることで綺麗にメニューを表示できます。
それではDrawerの基本的な使い方とカスタマイズ方法について解説していきます!
基本的な使い方
Drawerの基本的な使い方について解説します。
左側からスライドするサイドメニューを表示するにはScaffoldのdrawerプロパティにDrawerを渡し、Drawerのchildプロパティにコンテンツとなるウィジェットを渡します。一般的に子ウィジェットにはListViewが使用されます。
ScaffoldにAppBarを実装している場合はAppBarの左側にハンバーガーアイコンが追加されボタンを押すとサイドメニューが表示されます。
Scaffold(
appBar: AppBar(title: const Text('Flutter')),
drawer: Drawer(
child: MyWidget(),
),
),
画像のサンプルコード
import 'package:flutter/material.dart';
void main() => runApp(const MyApp());
class MyApp extends StatelessWidget {
const MyApp({super.key});
@override
Widget build(BuildContext context) {
return const MaterialApp(
home: MyWidget(),
);
}
}
class MyWidget extends StatefulWidget {
const MyWidget({super.key});
@override
State<MyWidget> createState() => _MyWidgetState();
}
class _MyWidgetState extends State<MyWidget> {
@override
Widget build(BuildContext context) {
return Scaffold(
appBar: AppBar(title: const Text('Flutter')),
drawer: Drawer(
child: ListView(
children: [
ListTile(
leading: const Icon(Icons.message),
title: const Text(
'Messages',
),
onTap: () {},
),
ListTile(
leading: const Icon(Icons.account_circle),
title: const Text('Profile'),
onTap: () {},
),
ListTile(
leading: const Icon(Icons.settings),
title: const Text('Settings'),
onTap: () {},
),
],
),
),
);
}
}
カスタマイズ方法
続いてDrawerのカスタマイズ方法について解説します。
ヘッダーを付ける
ヘッダーを付けるにはListViewの最初の要素にDrawerHeaderウィジェットを追加します。
DrawerHeaderのchildプロパティにヘッダーコンテンツ、decorationプロパティにBoxDecorationウィジェットを渡してヘッダーの装飾ができます。
Drawer(
child: ListView(
children: [
DrawerHeader(
decoration: BoxDecoration(
color: Colors.blue,
),
child: Text('Drawer Header'),
),
MyWidgetA(),
MyWidgetB(),
],
),
),
背景色
Drawerの背景色はbackgroundColorプロパティで設定できます。
Drawer(
backgroundColor: Colors.blue,
child: MyWidget()
),
横幅
Drawerの横幅はwidthプロパティで設定できます。
Drawer(
width: 250,
child: MyWidget()
),
角丸
Drawerを角丸にするにはshapeプロパティで設定できます。
まずはshapeプロパティにRoundedRectangleBorderを渡します。次にRoundedRectangleBorderのborderRadiusプロパティにBorderRadius.circularを渡し、BorderRadius.circularに数値を渡して角丸を調整します。
Drawer(
shape: RoundedRectangleBorder(
borderRadius: BorderRadius.circular(20),
),
child: MyWidget()
),
右側に配置する
Drawerを右側に配置するにはScaffoldのendDrawerプロパティにDrawerを渡します。
Scaffold(
appBar: AppBar(title: const Text('Flutter')),
endDrawer: Drawer(),
),
サイドバーをボタンで非表示する
Drawerをボタンを押して非表示するにはNavigator.pop(context)
を呼び出します。
ListTile(
leading: const Icon(Icons.message),
title: const Text('Messages'),
onTap: () {
Navigator.pop(context);
},
),
まとめ
今回はDrawerの基本的な使い方とカスタマイズ方法について解説しました。
Drawerを使用することでスライド式のサイドメニューを実装できます。DrawerとListViewの相性が良いのでぜひ一緒に使ってみてください。